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元柔道金メダリストであり、現在はプロ格闘家である吉田秀彦。
他の日本人格闘家の顔ぶれを思い浮かべてみても、 彼に勝てると思われる選手がパっと浮かんでこない、ってくらい彼は強い。 だからPRIDEサイドも彼をプッシュするのだろう。 ただ、好きになれなかった。どうしても。 伝わってこないのだ。 もちろん「勝つ」ということは素晴らしい。 想像を絶するくらいの練習を積んでいるのだろうし、 勝負に勝つ、という事を知っている人間はしたたかだ。 でも、そんなものが見たいんじゃない。 「強さ」が見たいんじゃない。 昨年の大晦日、初めて吉田の「魂」を見たような気がした。 vs小川直也戦。 勝負論の中の王道を歩み続けてブレイクスルーを果たした吉田と 勝負論の世界に傷心した後、猪木イズム&破壊王イズムを吸収して、 プロレスラーとしてブレイクスルーを果たした小川。 大学時代の後輩・先輩でありながら犬猿の仲、ありえないと思われた対戦を受け、 小川の足をヘシ折って見事に勝ちきり、試合後「ハッスル」の呼びかけを拒否した時、 初めて「勝負論の外の吉田秀彦」を見たような気がした。 その時は、それまでまったくもってピンと来なかった彼の「魂」に、敬意さえ抱いた。 でも、やっぱり吉田だった。 今年5月5日に開催されるPRIDE無差別級グランプリ1回戦、 vs西島洋介戦、決定。 なぜこの試合を受ける!? 誰がこの試合を観たいのか!? マッチメイクにも問題はあるが、やるかやらないかは選手の意思だ。 第一、吉田が西島を倒して誰がオイシイのか。 誰もオイシくない。 吉田が西島から一本獲るのを見たって誰も喜ばない。 もし何か間違って西島が吉田をKOしたとしても(西島がオイシイとしても)、 そんなの、おれでさえも喜ばないよ。 吉田はもっともっと危ない橋を渡ってこそ吉田だ。 メチャメチャ危ない橋を渡って「勝つ」吉田が見たいのだ。 せっかくアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラやミルコ・クロコップ、ジョシュ・バーネットなど、 世界有数の格闘家たちと闘えるチャンスだというのに、 なぜ日本人と、なぜ西島と闘うのか。 これだけPRIDEで闘ってきたにもかかわらず 試合自体ではなく吉田自身が輝いた試合というのは、 vsヴァンダレイ・シウバ戦、そしてvs小川直也戦だけのように思う。 (個人的にはvs田村潔司戦はおもしろかったけど、それはあくまで田村側の目線で、だ。) PRIDEファンのほとんどはプロレスファンである、と自分は信じている。 何度も言うけど、「勝つ」ということは素晴らしい。 これは皮肉ではない。 本当に素晴らしい。 でも、それだけでは心には残らない。
by masashi10034
| 2006-04-05 19:43
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