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おそらく知る人ぞ知る、人なんだろう。
自分にとっての中学校前期のカリスマ・バンド、 LÄ-PPISCH(レピッシュ)の元キーボーディスト兼サキソフォニスト、 上田現が肺ガンで亡くなったらしい。 中学初期のUNICORN、LÄ-PPISCH、岡村靖幸という3大巨頭は 自分の中では永遠だ。 バンドブーム全盛だった当時の男子といえば、 とりあえずブルーハーツが必須、 少しさかのぼってBOØWYとかってのが王道で、 LÄ-PPISCH好きなんて自分のまわりには数えるほどだった。 ライブビデオなんて何百回も観たし、 当時はおそらく、全曲ギター弾けた。 ギターにペイントしたのも、 ペナペナの音でかちゃかちゃカッティングするのも、 初めて使ったエフェクターが「フランジャー」なのも、 曲のイントロとか間奏に変な不協和音を入れるのも、 全部、LÄ-PPISCHの影響だ。 大まかに言うとライブで大爆発するような曲をギターの杉本恭一が書き、 妙に文学的なミディアムの曲、幻想的な曲を書くのが上田現だった。 ここ10年くらい、まったくLÄ-PPISCHはチェックしていなかったけど、 彼の名前を久しぶりに見かけたのは、 売れ始めた頃の元ちとせのプロデューサーをしている、 というのを何かで読んだ時だった。 少し嬉しかった。 で、また久しぶりに名前を見かけたのが、今日の訃報だった。 あなたの作った『胡蝶の夢』という曲に人生を変えられました。 どうか、安らかに。
by masashi10034
| 2008-03-10 16:34
| Music
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