以前の記事
2009年 06月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
天龍・川田組を相手にローンバトルを続けるHGのピンチに飛び込んで来たのは、
すでにボロボロであるはずの相方・RGだった。 天龍の逆水平チョップでミミズ腫れになった胸元、 右目の上には容赦ない顔面蹴りによってくっきり残ったブーツの痕。 川田のローキックで紫に腫れ上がった太腿。 いつもはヘタレのRGが鬼の形相で、あの“ミスター・プロレス”天龍にビンタをかます。 1発ではない。何発もたたき込んだのだ。 顔色の変わった(明らかにキレている!)天龍のたった一発の反撃で吹っ飛んだRG。 しかし、この日のRGはいつものRGではなかった。 すくっと立ち上がって、何かを叫びながら今度はあの天龍にグー・パンチ! 何度も言うが、相手はあの、天龍源一郎だ。 返ってきたのは本家・天龍のグー・パンチ。 もんどり打って倒れたRGに馬乗りになり、さらにグー・パンチをたたき込む天龍。 しかも、鼻に何発も、である。 この攻撃で明らかにRGの顔の形は変わった。 腫れ上がった鼻からは大量の流血、シャレじゃあない。 そこで試合を決めようと川田がHGにパワーボムを放とうとするが、 HGはフランケンシュタイナーで切り返す! 蘇生したHGは天龍をエルボー、ニールキックでコーナーに追いつめ、 なんと雪崩式のフランケンシュタイナー!! そして、リング中央に横たわる天龍をHGが押さえている間、 コーナー最上段には何と、ボロボロになったはずの、顔面血だらけのRGが!!! ——RGは飛んだ。 その高く、美しいフライング・ボディプレスは見事に天龍にヒット!!!! 奇跡の大逆転勝利を期待した場内の大歓声は、 カウントが2.9まで進んだ瞬間、溜息に変わった。 死力を尽くして繰り出した技を返されたRGには余力は残っておらず 川田がRGに拷問コブラツイスト! 天龍がHGを押さえ込んだ瞬間にRGはマットを叩き無念のタップアウト負け…。 その後、いつもの高田総統劇場とエンディング終了後、 普段はバックステージでRGをイジめまくっているのであろう坂田軍団の崔領二が、 リング上で何かRGに声をかけた。 崔とKUSHIDAに両肩を担がれながら退場していくRGの目からは涙が溢れていた。 ただでさえメチャクチャにされた顔がもっとメチャクチャだ。 退場寸前には崔がRGの右腕を高々と上げ、RGの健闘を称えた。 RGはいつもの「オッケ〜イ!」ダンス。泣きながらである。 哀しい性(サガ)だ。 この試合、プロレスの試合としては間違いなく、ここ数年でダントツの試合だった。 まさかハッスルでこんな試合が観れるとは…。 明らかに芸人の域を超えているHGのプロレス技術と運動神経。 そして明らかにリアクション芸の域を超えているRGの受けっぷり。 レイザーラモンの“コンビ”としての微妙な距離感が、 プロレスの“タッグ”としての絶妙な魅力に変わり、 HGの“正統派”感が、RGというキャラの本質をあぶり出した。 さらに特筆すべきは芸人相手に、 プロレスラー相手にもやらないようなえげつない攻めを繰り返した天龍である。 RG相手に、本当に顔面を蹴り、パンチを入れるのである。 プロレスマニアがみても「あ、入っちゃった!…」ってレベルの攻めであった。 だからこそこの試合は素晴らしいものになり、格別の説得力を帯びたのだ。 ああ、カッコ悪いことは、何てカッコいいんだろう。 昨日の俊輔にも負けないくらい(こちらについてはまた後日)、 一昨日のRGだってカッコよかった。
by masashi10034
| 2007-04-23 18:06
| Fight
|
ファン申請 |
||