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ミランは1トップにインザーギを起用。
これが全てだった。 シーズンの最後、最も重要な試合で 今シーズンずっとイマイチだった選手(インザーギ)に真骨頂を発揮されては どんなチームにも勝ち目はないだろう。 リヴァプールはジェラードの攻撃力を最大限に生かす、そしてカカをケアする、 という意味合いでカイトの1トップにジェラードがトップ下、 セントラルMFにシャビアロンソとマスケラーノという布陣。 前半、比較的ボールを支配するもののゴールは遠かった。 いくらボールを回せどネスタとマルディーニにはじき返され、 ミスの多かったミランの左SB・ヤンクロフスキの穴をペナントが突き切れなかった。 あのポジションにベラミーを入れていれば、というのも結果論か…。 そんな前半終了間際にラッキーなミランの先制点、流れは必然的にミランへ。 後半早々、リヴァプールは故障明けのキューウェルを投入、 彼が活躍すれば流れをイーブンに戻せたのだろうが、 キューウェルにインザーギのような役割は果たせなかった。 そうこうしているウチにインザーギの2点目…。 芸術的なタイミングでの飛び出しでシュート、ボールはコロコロとゴールへ。 リヴァプールのCBキャラガー&アッガーはカカを止めることで精一杯だった。 あのCBコンビがあんなに疲弊しているのを初めて観た。 そしてシャビアロンソとマスケラーノもカカを気にしすぎて2人とも下がり気味、 リヴァプールの攻撃はぶ厚さに欠けた。 どちらのチームもシーズン終盤の疲れのせいか比較的ミスが多く、 ミランはヤンクロフスキとセードルフがサッパリ、 リヴァプールもカイトのヘディングで1点返した後、 「奇跡の逆転劇再びか!?」という雰囲気を自らのミスで帳消しにしてしまった。 結局、2-1のまま試合終了、ミランが7度目のCL優勝。 カカのパロンドールは決定か。 前々シーズン(リヴァプールvsミラン)、前シーズン(バルサvsアーセナル)と 素晴らしい内容のファイナルが続いていたので 今シーズンのファイナルは多少インパクトに欠けたように思うが、 どんな試合内容であろうと、 ファイナルに進出したチームにしか得られない「何か」がCLにはある。 たぶんそれが「伝統」と呼ばれるものになっていくのだと思う。 ああ…今シーズンのCLが終わってしまった。 でも、Football is Going On ! 土曜はラグビーPNC(パシフィック・ネイションズ・カップ)のフィジーvs日本だし、 日曜は我がFCグレンツェンのリーグ初戦だし、 Jリーグもあるしアジア杯もあるし9月にはラグビーW杯もある。 考えてみたらけっこう忙しいな…。
by masashi10034
| 2007-05-24 15:14
| Football
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